一人親方が加入しなければならない労災保険の特別加入制度。
今回は労災保険の特別加入費用とそれ以外にかかってくる費用についてまとめました。
特別加入時の初期費用について
一人親方労災保険に特別加入をする場合の費用は、
- 国に納める労災保険料
- 組合費
の2つの費用が必要です。
また、入会時には入会金が必要となるのが一般的です。
保険料と組合費は毎年4月から翌年3月までで区切られていて、入会するタイミングで費用は変わってきます。
労災保険料は給付基礎日額3,500円から25,000円までの16段階に応じて決まってきます。
国に納める労災保険料は法律で決まっているものなので、どこの団体から加入しても変わりません。
更新時の費用
一人親方労災保険は4月から翌年3月までの1年間の契約となりますので、契約の更新が必要となります。
通常、更新時の費用はかからないですが、これは組合によって異なりますので、入会する際は事前に確認しておきましょう。
労災事故の際の手続き費用
仕事中にケガをした場合は、労災の申請が必要となります。
この申請書作成については通常無料の事が多いですが、これも組合によって異なります。事前に確認しておきましょう。
退会時の脱退手続き費用
組合から脱会する際の費用ですが、通常は無料です。
これも組合によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
組合員証再発行の費用
組合員証を紛失した場合には組合員証を再発行してもらうことになります。
この費用をとるか、またその値段は組合によって異なります。事前に確認しておきましょう。
労災保険料と給付基礎日額
労災保険料
労災保険料と給付基礎日額は国で決められています。
給付基礎日額を決めて、あとはいつ加入するかによって以下のように保険料が変わってきます。
給付基礎日額 (円) | 加入月 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
3,500 | 22,986 | 21,078 | 19,152 | 17,244 | 15,318 | 13,410 | 11,484 | 9,576 | 7,650 | 5,742 | 3,816 | 1,908 |
4,000 | 26,280 | 24,084 | 21,888 | 19,710 | 17,514 | 15,318 | 13,140 | 10,944 | 8,748 | 6,570 | 4,374 | 2,178 |
5,000 | 32,850 | 30,096 | 27,360 | 24,624 | 21,888 | 19,152 | 16,416 | 13,680 | 10,944 | 8,208 | 5,472 | 2,736 |
6,000 | 39,420 | 36,126 | 32,850 | 29,556 | 26,280 | 22,986 | 19,710 | 16,416 | 13,140 | 9,846 | 6,570 | 3,276 |
7,000 | 45,990 | 42,156 | 38,322 | 34,488 | 30,654 | 26,820 | 22,986 | 19,152 | 15,318 | 11,484 | 7,650 | 3,816 |
8,000 | 52,560 | 48,168 | 43,794 | 39,420 | 35,028 | 30,654 | 26,280 | 21,888 | 17,514 | 13,140 | 8,748 | 4,374 |
9,000 | 59,130 | 54,198 | 49,266 | 44,334 | 39,420 | 34,488 | 29,556 | 24,624 | 19,710 | 14,778 | 9,846 | 4,914 |
10,000 | 65,700 | 60,210 | 54,738 | 49,266 | 43,794 | 38,322 | 32,850 | 27,360 | 21,888 | 16,416 | 10,944 | 5,472 |
12,000 | 78,840 | 72,270 | 65,700 | 59,130 | 52,560 | 45,990 | 39,420 | 32,850 | 26,280 | 19,710 | 13,140 | 6,570 |
14,000 | 91,980 | 84,312 | 76,644 | 68,976 | 61,308 | 53,640 | 45,990 | 38,322 | 30,654 | 22,986 | 15,318 | 7,650 |
16,000 | 105,120 | 96,354 | 87,588 | 78,840 | 70,074 | 61,308 | 52,560 | 43,794 | 35,028 | 26,280 | 17,514 | 8,748 |
18,000 | 118,260 | 108,396 | 98,550 | 88,686 | 78,840 | 68,976 | 59,130 | 49,266 | 39,420 | 29,556 | 19,710 | 9,846 |
20,000 | 131,400 | 120,438 | 109,494 | 98,550 | 87,588 | 76,644 | 65,700 | 54,738 | 43,794 | 32,850 | 21,888 | 10,944 |
22,000 | 144,540 | 132,480 | 120,438 | 108,396 | 96,354 | 84,312 | 72,270 | 60,210 | 48,168 | 36,126 | 24,084 | 12,042 |
24,000 | 157,680 | 144,540 | 131,400 | 118,260 | 105,120 | 91,980 | 78,840 | 65,700 | 52,560 | 39,420 | 26,280 | 13,140 |
25,000 | 164,250 | 150,552 | 136,872 | 123,174 | 109,494 | 95,796 | 82,116 | 68,436 | 54,738 | 41,058 | 27,360 | 13,680 |
組合費
組合費は組合によって異なります。
組合費用が0円とうたっていても別の費目として費用がかかる場合がありますので、事前にちゃんと確認しておきましょう。
労災保険の特別加入費用の割引について
組合によっては割引制度があることがあります。
以下のような割引制度があれば費用を抑えることができますので、チェックしましょう。
紹介割引
組合員からの紹介で加入する場合、入会金が無料になります。
団体加入割引
2名以上で同時に申し込む、入会金が割引になる組合もあります。複数人で加入する場合は団体加入割引がないか確認しましょう。
民間保険の加入
正直、特別労災だけでは不安です。
特別労災だけでは保障されない部分は、民間保険に加入してカバーしましょう。(これ、ほぼ必須です)
収入保障保険
収入補償保険とは、もしあなたが亡くなってしまったとき、遺族に対して所得の保障が行われる保険のことです。
収入保障保険は、保険金が一括ではなく、あなたが死亡した月から契約期間終了まで毎月定額で受け取れます。
あなたに万が一の何かがあった場合でも遺族が収入に困らず生活できるという安心を得ることができる保険です。
賠償責任保険
賠償責任保険とは、業務上の事故で、第三者に対する賠償金の支払いや負担する費用を保障する保険です。
工事現場には危険がたくさん潜んでいます。
万が一に備えて賠償責任保険へは加入しておくのは必須でしょう。
会員登録するだけで、最高5,000万円の補償が受けられるFREENANCEには最低でも登録しておきましょう。
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