【一人親方】雇用管理責任者の選任は必要?施工体制台帳、再下請負通知書

施工体制台帳、再下請負通知書の項目にある雇用管理責任者。

一人親方の場合にもこの項目への記入は必要なのでしょうか。

一人親方でも雇用管理責任者の選任は必要?施工体制台帳、再下請負通知書

一人親方 雇用管理責任者

建設工事に携わると提出しなければならない、施工体制台帳や制下請負通知書。

この書式には「雇用管理責任者」なるものがあります。

雇用管理責任者という肩書から社長や人事部長を思い浮かべますが、一人親方の場合は「雇用」も「管理」もピンときません。

雇用管理責任者とは?

そもそも、雇用管理責任者とは、従業員等の労働者を雇用して建設業を営む場合に労務面の管理を担当する人になります。

「建設労働者の雇用の改善等に関する法律」の第五条では、雇用管理責任者について以下のように規定されています。

(雇用管理責任者)

第五条

事業主は、建設事業(建設労働者を雇用して行うものに限る。第八条において同じ。)を行う事業所ごとに、次に掲げる事項のうち当該事業所において処理すべき事項を管理させるため、雇用管理責任者を選任しなければならない。

 建設労働者の募集、雇入れ及び配置に関すること。

 建設労働者の技能の向上に関すること。

 建設労働者の職業生活上の環境の整備に関すること。

 前三号に掲げるもののほか、建設労働者に係る雇用管理に関する事項で厚生労働省令で定めるもの

 事業主は、雇用管理責任者を選任したときは、当該雇用管理責任者の氏名を当該事業所に掲示する等により当該事業所の建設労働者に周知させるように努めなければならない。

 事業主は、雇用管理責任者について、必要な研修を受けさせる等第一項各号に掲げる事項を管理するための知識の習得及び向上を図るように努めなければならない。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=351AC0000000033

あくまでも、建設労働者を雇用して行うもの、なので、一人親方の場合は該当しません。

一人親方の場合は雇用管理責任者の設置は必要なのか?

上記の通り一人親方の場合は、建設労働者を雇用していませんので、雇用管理責任者の設置も必要がありません。

というよりも設置しようがありません。

そのため、雇用管理責任者の設置は不要となります。

なお、発注者や元請によっては「雇用管理責任者も書いて」と言われる場合があると思いますので、その際は、一人親方の自分の名前を書いておけば大丈夫です。