一人親方の場合は、自分で請求書を書かなければなりません。
会社であれば事務担当の人にお願いすることもできますが、一人親方は個人事業主ですので、自分で請求書を作ります。
請求書の専用書類であれば書き込むべき項目別に記入欄がありますので、それほど難しいことはありませんが、必要事項を確認しておきましょう。
また、人工での書き方が分からない場合もあると思いますので、人工での書き方についても解説します。
一人親方の請求書のテンプレート
「一人親方の請求書」の雛形・テンプレートというものはありません。
普通の請求書のテンプレートを使えば問題ありませんん。
インターネット上にあるエクセルの請求書のテンプレートを使うか、文具屋さんなど売っている手書き用の請求書を購入して用意することになります。
ちなみに、エクセルにはもともとテンプレートとして請求書が用意されています。

そのテンプレートを使っても問題ないです。
一人親方の請求書の書き方

基本的には
- 請求先会社の情報
- 請求日
- 請求書番号(なくてもかまいませんが、請求書に通し番号を付けておくと未払分などのチェックがしやすくなります)
- 工事名
- 金額
- 請求内容内訳
- 小計
- 消費税
- 合計
- 振込先情報
- 入金期限日
が含まれていれば大丈夫です。
一人親方の常用請求書の書き方
常用とはある仕事を決められた時間行ったら、いくら貰えるという契約の方法のことを言います。
小さな仕事に対して使われることが多いですが、一人親方の場合は結構常用での契約が多いかもしれません。
常用契約は人件費=人工で計算するのが基本とされています。
常用の場合も基本的には上記の請求書の書き方と同様です。
人工(人工代)での請求書の書き方

人工とは、人件費と技術費などを盛り込んだ意味として建設業で使用される言葉です。
IT業界のシステム開発などでも使われることが多いですね。
算出方法は、1日2万円の費用で1人が現場で勤務した場合は
1人工=2万円
となります。
この場合は、実際に稼働した時間が5時間だったとした場合でも、1日単位になるので2万円請求することになります。
請求書へ記載する場合は、以下のように書けば問題ありません。
日付 | 内容 | 数量 | 単位 | 単価(税抜き) | 消費税 | 小計(税込) |
2000/1/1 | 人工費(1名) | 20 | 人工 | 20,000円 | 10% | 440,000円 |
内容を人工費、数量は日数、単位は人工としておきます。
作成後は、郵送かメールで送信します。
最近は、請求書をPDFにしたメールで受け付けてくれる会社が増えていると思いますが、まだまだ、中小企業だと紙の原本を送付してくれないと払わない、というところもあります。
事前に確認して失礼がないようにしておきましょう。
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