建退共とは?一人親方でも加入できる?仕組み・掛金・退職金をわかりやすく解説

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建退共とは?

建退共(けんたいきょう)とは、正式名称を「建設業退職金共済制度」といいます。

建設業で働く人のために国がつくった退職金の積み立て制度です。

建設業は現場ごとに勤め先が変わることが多く、一つの会社にずっと勤め続けるとは限りません。

そのため、通常の会社員のような退職金制度がなじみにくいという事情があります。

そこで、働いた日数分の掛金を業界内で通算して積み立てていけるようにしたのが建退共です。

会社を辞めても、建設業で働いた日数が引き継がれるのが最大の特徴です。

建退共の仕組み(証紙とは)

建退共の掛金は「証紙」と呼ばれる切手のようなものを使って積み立てます。

事業主が共済契約を結ぶと、働いた人の「共済手帳」が発行されます。

現場で1日働くごとに、その手帳に証紙を1枚貼っていく仕組みです。

証紙の金額は2024年10月の制度改定により、1日分320円になっています。

手帳がいっぱいになったら建退共に提出し、掛金として納付履歴が反映されます。

最近では建設キャリアアップシステム(CCUS)と連携し、電子申請に移行する動きも進んでいます。

とはいえ2026年現在は、現場によって従来どおり証紙を貼る運用も多く残っています。

建退共の掛金はいくら?

掛金は前述のとおり、証紙1枚=320円が基本です。

この掛金を負担するのは働く本人ではなく、事業主(元請や雇い主)です。

一人親方の場合は、後述する任意組合を通じて自分自身で掛金を負担する形になります。

年間の掛金は、現場に入った日数によって変わってきます。

建退共のサイトでは「退職金早見表」が公開されているので、勤続年数ごとのおおよその金額を確認できます。

気になる方は一度、建退共の公式サイトでシミュレーションしてみることをおすすめします。

一人親方は建退共に加入できる?

結論から言うと、一人親方でも建退共に加入することはできます。

ただし、一人親方単独で直接加入することはできません。

一人親方同士で「任意組合」をつくるか、すでにある任意組合に加入したうえで、その組合を事業主とみなして加入する形になります。

この任意組合がどこにあるかは、建退共の各支部に問い合わせると教えてもらえます。

実務上は、すでにある任意組合に加入するケースがほとんどです。

もし現場から「建退共に入っていないなら辞退届を出して」と言われた場合の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

→ 建退共辞退届の理由の書き方を解説!記入例とダウンロードも

建退共の退職金はいつ・いくらもらえる?

建退共の退職金は、建設業から引退したとき、または他の業種に転職したときなどに請求できます。

請求には、共済手帳と退職金請求書、本人確認書類などが必要です。

金額は納付した掛金の月数(証紙の枚数)によって決まる仕組みです。

勤続年数が短いと受け取れる金額も少なくなるため、「思ったよりもらえなかった」と感じる人もいるようです。

これは仕組み上、長く働くほど有利になる制度だからです。

手帳を紛失したり、証紙の貼付が漏れていたりすると請求時にトラブルになりやすいので、日頃から手帳の管理はしっかりしておきましょう。

まとめ

建退共は、建設業で働く人のための退職金積み立て制度です。

証書ではなく証紙を手帳に貼ることで掛金を積み立てていく、他業種にはない独特の仕組みを持っています。

一人親方であっても、任意組合を通じて加入することが可能です。

すでに現場に入っている一人親方の方は、加入状況や辞退届の扱いについても合わせて確認しておくと安心です。

その資材・建材・道具は↓このサイト↓ならもっと安く買えますよ。

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